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網膜静脈閉塞症とは?

網膜にも栄養を運ぶ動脈と老廃物を輸送する静脈があります。
網膜は平面なので動脈と静脈はいたるところで交差しており動脈硬化などが原因で静脈が動脈に圧迫されて細くなった部分に血栓ができると血液の流れが悪くなって広範囲の網膜に出血を起こす病気を網膜静脈閉塞症といいます。
抗VEGF薬を硝子体内に注射したりステロイドを注射したり閉塞部分にレーザー治療をして治療しますが、薬物治療に抵抗するものや閉塞がひどく硝子体に出血するものは硝子体手術の適応になります1回の治療では再発が多く、数回・1年くらいの継続治療を必要とします
閉塞した網膜血管は元には戻らないため視力・視野に障害が残ります
​放置した場合、血管新生緑内障というたちの悪い緑内障を合併することがあり、注意が必要です。
造影剤検査にて広範囲の閉塞部が見られる
レーザー治療の適応
網膜に新生血管(矢印)が出現
下方に硝子体出血(矢印
高度の硝子体出血
網膜剥離を合併した場合は硝子体手術+シリコンオイル注入が必要
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