硝子体手術

硝子体手術は網膜前膜、黄斑円孔、硝子体出血、網膜剥離、増殖硝子体網膜症などの疾患の治療で行われます
眼球の壁に3つくらいの小さな穴を開け、そこから眼内還流・照明・手術器具を挿入して行う手術です
手術器具の太さも多様化していて太いもので20ゲージ、細いものでは27ゲージのものがあります
手術の難易度や術式によって使い分けますが比較的短時間で済むような手術では手術創の縫合が必要のない細いものを選択することが多いです(80%以上)
合併症はほとんどなく、術後の出血は数%ですが多くは再処置の必要のないものです
網膜裂孔は術前・術中に処置を行うことが多く、術後に網膜裂孔・剥離の発症する確率は500例に2~3例です
眼内は硝子体液で終了することが多いですが、眼内タンポナーデといって網膜前膜では空気が、黄斑円孔や網膜剥離ではガス・まれにシリコーンオイルが、古い増殖性硝子体網膜症などの難治性疾患ではシリコーンオイルが眼内に注入されます
空気は約1週間、ガスは2~3週間で自然になくなります
シリコーンオイルは再手術にて抜去が必要となります
これらが注入された場合、うつ伏せなどの体位制限がかかりますので術後の指示に従ってください
空気・ガスがある間は眼圧が上昇する可能性があるので高い山に登ったり飛行機には乗れませんのでご注意下さい
術後感染症が起こる可能性は4~5000例に1例くらいです
よくある一時的な術後合併症は眼圧上昇ですが、出血・眼内タンポナーデによることが多くほとんど一過性のもので対応可能です
眼内還流
眼内照明
硝子体カッター
網膜前膜手術時の内境界膜剥離(染色後)
増殖硝子体網膜症の増殖膜剥離
ガスによるタンポナーデ効果で剥離した網膜を壁に押し付けている
網膜剥離の術後
硝子体手術(網膜前膜)説明用紙
硝子体手術(黄斑円孔)説明用紙
硝子体手術(網膜剥離)説明用紙
硝子体手術(糖尿病/出血・黄斑浮腫)説明用紙
硝子体手術(網膜細動脈瘤)説明用紙
硝子体手術(網膜静脈閉塞症)説明用紙
硝子体手術(増殖硝子体網膜症)説明用紙
硝子体手術(増殖糖尿病網膜症)説明用紙